現役採用担当者が明かすエンジニア採用試験突破マニュアル

公開 : 2020.10.21 
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こんにちは。NCDCの茨木です。
私は普段、コンサルタントやエンジニアとして仕事をしていますが、エンジニアの採用活動にも関わっています。

今日は、エンジニアとして求職活動をしている人に向けて、エンジニア採用の担当者はここを見ている。こういうことを考えている。という話をしたいと思います。
つまり、どうすれば採用試験を通りやすいかを知るためのかなり突っ込んだヒントを公開しているといえます。

基本的には当社(NCDC)の採用手法に沿った内容ですが、当社と同じく意欲と技術を持った即戦力を求めている企業なら当社と同じような選考(評価)をしている可能性が高いので、他社の採用試験を受ける方にもきっと役立つ内容だと思います。

はじめに

選考をする立場にありながらなぜこんなエントリーを書いているのかというと、採用活動中にイロイロな方のレジュメを見て凄くもったいないと思ったことがキッカケです。何がもったいないのかというと「何をやりたいのか」をレジュメにほとんど書いていない人がとても多いことです。

私は、企業の採用活動というのは一方的に「雇うor雇わない」を見る場ではなく、両者にとってのギャップをなくすのが大切な場だと考えています。そのためのひとつの観点として、応募者が過去ではなく未来に何をやりたいのか、本当にやりたいことがNCDCで実現できるのかを知ることが重要です。
ところが、レジュメを読んでもそれが伝わってこないことが多いのです。

そんなわけで、「せっかく応募してくれたので、できればこの方のこういう情報をもっと知りたいなぁ」と、私が普段思っていることを公開したいと思います。
この記事に書いてあるポイントを抑えておけば、エンジニア採用試験の対策は(少なくとも私が選考する試験の対策は)バッチリです。

NCDCのエンジニア採用について
NCDCでは、一緒に働いてくれる仲間を通年募集しています。興味のある方はこちらの採用ページをご参照ください

履歴書や経歴書のポイント

まず、当社でエンジニアとして働くためには、選考にエントリーする必要があります。エントリーの方法は下記の2パターンあります(おそらくほとんどの企業が同様でしょう)。

  • NCDCのWEBサイトから直接エントリーする(採用情報はこちら)。
  • Greenのような採用サイトから応募する。

どちらの場合でも、履歴書や職務経歴書を提出してもらい簡単な書類選考をさせていただきます。このとき、提出書類にはこんなことが書いてあると嬉しいです。

  • 新しい職場で何をやりたいのか
  • どんな技術が好きなのか
  • 今、何を勉強しているのか

経歴や実績などの過去の話を詳細に記載している方は多くいます。一方で、未来に何をやりたくて、その為に今何をやっているのかを書いてくれている人は意外と少ないです。
履歴書や職務経歴書のフォーマットが用意されている採用サイトから応募する場合は、そもそもテンプレートに将来のことを書くためのスペースが無い場合もあり、書きたくても書きにくいケースもあるかもしれません。
しかし、そうした場合は自由記述欄に書き足すだけでもいいので、自分は将来何をやりたいのかを選考担当者に伝えることを意識してもらえると助かります。少なくとも私はそこに一番関心があります。

ちなみに、NCDCのNCは「Next Concept」。ここで働くことで1歩先の技術を追い求めていきたいという意欲が伝わると、書類選考はすぐに通ります(もちろん、それに相応しい経歴や実績なのかも少しは考慮させていただきますが)。

面談のポイント

当社では、簡単な書類審査を通過したら、まず面談を実施します。
最初の面談では、NCDCの概要を説明させていただいた上で、お互いのことを知るための質疑や雑談をします。

もちろんこの面談も選考の一過程ではありますが、当社の場合、この面談は採用側が合否を判断する場というよりも、応募者側にこの後の選考を受けるかどうか判断してもらうための場という意味が強いかもしれません。
そのため、この段階の面談は、まだ本格的な選考を受けるか決めてないけれども取り敢えず話を聞いてみたいとか、いろいろな会社の話を聞いて比較したいという考えで参加していただいても全然ウェルカムです。

私が過去に転職活動をしたときの経験からも、イロイロな会社の話を聞いてみることは刺激や勉強になるので、少しでも興味がある会社とは積極的に話をしてみるのがいいのではないかなと思います。

ここで意識してほしいのは最初に書いた通り「お互いのことを知り、ギャップをなくす」ための対話です。自分のパーソナリティを伝えるのに必要なことはどんどん話してもらいたいですし、もし応募先の企業についてわからないことがあれば、臆せずガンガン質問してくれるとうれしいです。

NCDCの求めるエンジニア像とは?
NCDCのエンジニアチームについて知っていただくには下記の記事も参考になると思います。併せてご覧ください。
CTOによるエンジニアチーム紹介

採用課題(実技試験)のポイント

面談を経て、本格的な選考に進んでいただける場合、NCDCでは採用課題(実技試験)を実施しています。
基本的に経験者採用なので、働きながら転職活動している方にとって実技の課題は大変だと思いますが、この課題に取り組んでいただくことによって、NCDCのエンジニアチームには一つの壁を乗り越えた質の高いメンバーのみが在籍しています。

こういう書き方をすると凄く難しい課題なのではないか、今の自分の技術レベルでは落とされるのではと考えるかもしれませんが、その点は安心してください。実技試験といっても単純な技術を定量的に見るだけではなく、個人個人の技術背景に応じてポテンシャルやどのくらい努力してくれたかも加味して判断しています。

課題提出(実技試験)で意識してほしいポイントは、課題が完璧でなくても真剣に取り組み、自分なりに工夫してみることです。たとえ未完成の部分があっても将来性を感じた方は合格です(実際に、社会人経験1年程度でエンジニアとしての実務経験は多くない方でも採用されたケースはあります)。

他社でも実技試験を課している場合は、こうした努力や工夫が見られるかどうかを重視していると思います。なぜなら、これもやはり選考する側は過去だけでなく未来を見るからです。たとえ今はできなくても「こういう取り組み方ができる人なら必ず伸びる」と思えば、将来の戦力化を期待して採用するのです。

なお、これはNCDCに限った話かもしれませんが「与えられた課題なんかよりも、自分はこんなに凄いものを作ったから見てくれ!」というアピールも大歓迎です(場合によっては課題を免除することもあります)。

採用面接のポイント

採用課題を受けていただいた後は、面接になります。
面接の場では、採用課題のフィードバックをさせていただいた上で、技術的な適性や働き方がマッチするのかをお互いにすり合わせするための会話をさせていただきます。面接といっても難しい話をする必要はなく、自分が好きなことややりたいことを率直に話してもらえればよいです。

面接で意識してほしいポイントは、単にその会社に入ることを目的として話すのではなく、「自分のやりたいことを実現出来る場としてこの会社で働きたい」という意思を持って話すことです。これは選考を突破するためのポーズとして大事なのではなく、採用されてから自分自身が楽しく働くためにも大切にすべきポイントです。

NCDCではあまり堅苦しい面接はしません。「どんな仕事がしたいか」「どんな働き方がしたいか」が伝わればいいので、もし面接を受けていただく機会があったら、是非好きなことを熱く語ってください。

さいごに

ここまで読んでいただいた方はエンジニア採用試験を突破する確率がかなり高まったのではないかと思います。とくに、当社の採用試験を通過する可能性は読む前と比較して爆上げされたはずです。

NCDCでは、1歩先の技術で新しいことに挑戦したいエンジニアの皆様をお待ちしています。エンジニアチームの一員として、一緒にNext Conceptを実現しませんか?
採用情報はこちらのページをご覧ください

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