こんにちは。UXデザイナーの清水です。
1歳(保育園)と5歳(幼稚園)の子供を持つワーママです。
完全リモートワークのNCDCに勤めて3年半が経ちました。
そんな私がリモートワーク×家事育児をこなす上で工夫していることと、リモートワークならではの良い点・課題に感じている点についてご紹介していきます。
※ご注意※
あくまで個人の一例であり、お子さんの年齢や性格・家族構成によってさまざまな生活スタイルがあります。これが正解だということではありません。
目次
NCDCの働き方
まずは少しだけ、NCDCのワークスタイルをご紹介します。
2019年からの新型コロナウィルス(COVID-19)世界的流行により、多くの企業でリモートワーク(テレワーク)の導入が進んだかと思います。
NCDCは創業当初から全社員リモートワークを行っております。現在のようにリモートワーク向けのさまざまなツールが揃う前から自宅やオフィス以外の場所で日々の業務を遂行してきました。
参照コラム:創業当初からずっとリモートワークの会社ではどんな働き方をしているのか?
働くママが「忙しい」を乗り越えるための工夫
それでは、リモートワークママの普段の様子をご紹介していきます。
リモートワークで家にいるとはいえ、働くママはとっても忙しいです。
ちなみに夫はリモート・出勤ミックス型で、終業(帰宅)は20:00頃。
夕方から夜にかけてはほぼ一人で家事育児を行う状態(いわゆるワンオペ)になるため、ワンオペでも回せるように色々と工夫をしています。
①隙間時間に家事をする
自宅で仕事をしていると、ちょっとした隙間時間に家事が出来るメリットがあります。
例えば、洗濯を干す・取り込む、不足している日用品を発注する、出しっぱなしの物を片付けるなど、「名前のない家事」と呼ばれる細々した作業を、トイレに立った時や、飲み物を取りに行く「ついで」に、ささっと消化することができます。
②ネット通販・ネットスーパーの活用
これはワーママに限らず、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭なら、最大限活用すべきだと思っています。
子供を連れて買い物に行くと、大人だけで行く時の何倍もの時間と労力がかかりますよね。
そこで、生活に必要なあらゆるものを極力ネット通販で調達するようにしています。
対面の打ち合わせがない限りは自宅にいるので、Web会議の時間帯を避けて到着するように時間指定をすれば、荷物はいつでも受け取れます。
③何事も簡略化する
リモートワークである程度は隙間時間に処理できるとはいえ、家事にかかる時間そのものが減少するわけではありません。
一つひとつの作業内容をカンタンなものにし、手を抜くところは遠慮なく手抜きし、「がんばらない」を心がけています。
例えば朝食。
朝は子供たちの身支度や送迎で慌ただしいので、凝ったものは作りません。
トーストや、ロールパンの間にレタスやソーセージを挟んだホットドッグなどを用意します。あとはヨーグルトやイチゴなど包丁を使わず、すぐ食べられる物、野菜が足りないと思ったら野菜ジュースを添える、などです。
ちなみにパンがない日は、ふりかけを混ぜたおにぎりを作ります。
自分の身支度についても、オールインワンジェルやBBクリームを駆使して時短しています。
④便利家電を導入する
忙しい家事の頼もしい味方、便利家電は少々お値段高めでも導入するようにしています。
そうすることで時間に余裕ができ、イライラすることも減りました。
買って正解だったのは乾燥機付き洗濯機。
家族4人分の洗濯物を干すのは時間がかかるので、タオルや下着などシワになっても気にしないものは夜中に洗濯乾燥にかけておき、吊るし干しする物だけ朝洗濯をして干しています。
あとはスティック型の掃除機です。
これは常にリビングに置いておいて、気になった時にすぐ掃除ができるようにしています。
食洗機も欲しいですが、設置スペースがないため諦めました。
⑤夫と分担する
家にいる時間が長い分、必然的に家事分担は私の方が多くなります。比率で言うと「私:夫=7:3」ぐらいです。
「ワンオペで回せるように」と記述しましたが、完全に1人で回していると肉体的にも精神的にも疲労し、イライラしてしまいます。
なので、夫の就業時間外にできるような子供の送迎、ゴミ出し、子供の歯磨きや着替え、夕食後の食器洗いは夫のタスクにしています。
⑥子供達のお手伝い
ある程度年齢が上がってくると、子供達が自分で出来ることも増えてきます。
上の子でも出来ることをお願いしていたら、下の子もそれを見て真似をするようになりました。
幼稚園から持ち帰った洗い物やプリントを出す、食器の配膳や片付け、洗濯物を畳むなど。
特にフローリングワイパーでの床掃除は、取り合いのケンカになるほど大人気です。
ワーママのスケジュール(参考)
ちなみに「よくある1日」のスケジュールは大体以下の通りです。
子供がまだ小さいのでイレギュラーが多々発生します(唐突な不機嫌、ケンカ、抱っこ要求、こぼしたなど、地味に大変です)。
予定はしていてもその通りに進んでくれるかどうかは、子供のご機嫌次第というところもあります。
7:00 | 起床、身支度を整えます |
7:30 | 朝食準備と家事(ゴミ捨て準備、洗濯1回目)を同時に進行していきます |
7:50 | 朝食 子供2人を介助しながらご飯を食べます |
8:15 | 登園準備 |
8:30 | 保育園へ登園(徒歩) |
9:00 | 就業開始 隙間時間に洗濯を干すなど、家事を行う |
9:15 | 幼稚園バスへの送迎(パパかママで臨機応変にできる方が対応) |
12:15 | 昼食(前日夕飯の残りで簡単にお昼ごはん) |
16:00 | 就業終了 会議延長などのバッファーとして16:30までは余裕を持っています |
17:00 | 保育園・幼稚園のお迎え |
17:30 | 帰宅、手洗いうがいと荷物の片付け |
17:45 | 夕食準備とお風呂の準備(イレギュラー対応多発) |
18:30 | 夕食 子供2人を介助しながら食べます |
19:30 | お風呂 子供2人と一緒に入ります |
20:30 | 寝かしつけに入る |
21:00 | 洗濯2回目(そのまま乾燥機にかけられる物だけ) 自由時間or残務処理 どうしても今日終わらせたかった仕事はここで片付けます 残った仕事がなければ映画を見たりゲームをしたりしています |
0:00 | 就寝 |
ワーママにおけるリモートワークの良い点と課題
3年半リモートワークしてきた私が感じているGood&Moreをまとめるとこんな感じです。
Good
・フルタイム勤務が可能
・隙間時間に家事ができる
・風邪やインフルエンザなど、ウイルスからの感染リスクが低い
・身軽な服装で仕事ができる
・子供の体調不良(急な発熱など)の時はすぐお迎えに行ける
・自炊するので外食が減る
More
・仕事では丁寧にコミュニケーションをとる必要がある
・運動不足による体重増加や体力が衰えがち
・人に会わないのでオシャレしなくなる
・仕事と生活のメリハリを意識する必要がある
・家事の負担が多くなる
NCDCでワーママが働くということ
ワーママがリモートで働くことで得るメリットはたくさんあると思います。
ですが、ここまでのお話はリモートワークを導入している企業であれば大体条件は近いですよね。
ここから少し、ワーママが「NCDCで働くこと」のメリットについて考えてみました。
個人の自由な働き方を許容する多様性
NCDCでは全員がリモートの環境で働いています。
それぞれの家庭環境もさまざまで、お子さんのいるパパママもいれば、若手の独身社員もいます。
働き方についても時短であったり、夕方から子供のお世話をして夜また業務に戻ったり、個人的な用事で昼の2時間仕事を離れてみたり、個々人が生活や仕事の効率を考えて自ら工夫して最適化しています。
ライフステージ(結婚、出産、介護など)によって生活のスタイルや時間の使い方は大きく変わりますので、どう働くかを自由に決められる(選択ができる)ところは寛容だなと思います。
もちろん「仕事はきっちり、期待以上の成果を出す」という前提はありますし、任されていることについては自己管理していく難しさもありますが、指示待ちではなく自律的に働く力が養われると思います。
キャリアをあきらめなくていい
私は前職でもNCDCでも産休育休を経験したのですが、復帰後の対応は全然違いました。
前職では育休が終わって時短で復帰したら、それまで担当していた大きなプロジェクトから外され、「時短でもできるように」と今までやってきたこととは関係のない簡単な仕事をすることになりました。
もちろん私や子供、チーム全体への配慮があってそうしてくれたのは理解できるのですが、自分としては「大きな仕事をしたい、得意なことを活かしたい」と仕事への意欲がありました。そのため、「時短だから」「ママだから」という理由でこれまでの経験やスキルが活かされないのかと感じてモヤモヤすることがありました。
NCDCではそういったことはなく、チームや会社全体で見た時にスキルや適性があれば、時短のママでも大きなプロジェクトで活躍することができます。これまでの経験やスキルを活かせるのはもちろんですが、自分がこれから伸ばしたい、やってみたいと思うような分野への挑戦も後押ししてくれます。後述しますが、「どうやったらできるか」という工夫をする文化が会社に根付いていることが大きな要因かなと思います。
「時短・ママ」といったステータスでやりたいことを諦めなくてもいい環境であることは、会社への信頼も高まりますし、とても働きがいを感じます。
工夫する力、楽しむ力
NCDCでは「出来ないからやらない」ではなく、何かつまずくようなことがあっても「どうしたら出来るようになるのか」というポジティブなスタンスで議論を重ねます。
その結果、あえて難しい方法を取る場合もありますが、難易度の高いことに楽しんで取り組む姿勢も持っているので、改善を繰り返しながら常に最良の方法を模索していきます。
これは創業以来さまざまな企業のDXや新規事業を支援してきたことで、自然とそういう思想になっていったのではないかと思います。
そして、この考え方やスタンスが根底にあるからこそ多様性を実現できているし、個人個人の自己実現も支援してくれているのかなと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
NCDCは単なるリモートワークができる会社ではありません。意欲や積極性があればどんどんチャレンジできる環境、ポジティブにお互いを支え合える環境、時短のママでもスキルや経験に合った働き方ができる環境があります。
働き方だけでなく、さまざまな面でメンバーの個性を大切にする会社でもあります。
このコラムを読んでNCDCに興味を持っていただけたら非常に嬉しく思います。
NCDCでは、自律してワークライフバランスよく働けるプロフェッショナリズムを持った仲間を募集しています。
詳しくは採用情報ページをご覧ください。