この度、NCDCが日々運用しているアジャイル開発の方針を「NCDC Agile Development Process」と定義いたしました。
(2024年2月 一部変更を加えました)
「NCDC Agile Development Process」は一般的なアジャイル方法論やスクラム開発のプラクティスをベースとしつつ、NCDCのこれまでの経験を取り入れた独自の方法論を策定しています。
ご希望の方には資料を配布しておりますので、NCDC Agile Development Processを取り入れてみたい方はこちらのフォームからお問い合わせください。
また、今後NCDC Agile Development Processの概要を全6回に分けて解説していきますので、併せてご覧ください。
NCDC Agile Development Process(NADP)解説記事
キックオフ(Kick-off)
要求(Requirements)
デザイン(Design)
スプリント計画(Sprint Planning)
開発(Development)
総合テスト(System Testing)
目次
NCDC Agile Development Processとは
一般的なアジャイル方法論やスクラム開発のプラクティスをベースとしつつ、NCDCのこれまでの経験から、以下の特長を持った独自の方法論として策定しています。
本方法論を全てその通りに実行する必要はなく、プロジェクト特性によって取捨選択し、活用していただけます。
NCDC Agile Development Processの特長
一般的には、アジャイル開発というと、アジャイル開発の手法であるスクラム開発のことを指していることが多いです。NCDCのアジャイル手法は、様々なアジャイル手法を組み合わせた、エンタープライズアジャイル、ハイブリットアジャイルと呼ばれる分野に位置します。
- 準委任契約が最適ですが、請負契約であっても適用できるように考慮しています
- 他システムと連携する等の大規模プロジェクトにも適用できるように考慮しています
- UXデザインを重視するプロジェクトにも適用できるように考慮しています
NCDC Agile Development Processの対象
- プロダクトオーナー
- スクラムマスター
- プロジェクトマネージャー
- エンジニア・開発者
- UXデザイナー・デザイナー
NCDC Agile Development Processの根幹
- 可視化が最も重要
- 課題は全員で解決
- 柔軟であってもマネジメントできること
NCDC Agile Development Processの構成
NCDC Agile Development Processは、キックオフ、要求、デザイン、スプリント計画、開発、テストの6つのパートで構成されます。
詳細は別の記事でもご紹介しますが、各パートの主な目的、役割は下記のとおりです。
1 キックオフ
インセプションデッキ等のUXメソッドを利用し、プロジェクト目標の共有や 想定リスクについて対策を検討しておきます
2 要求
プロダクトで求められる要求を整理し全体のプロダクトバックログを作成します
画面遷移図の作成、画面仕様の定義、非機能要件の定義をします
3 デザイン
アーキテクチャの設計、テスト設計、ビジュアルデザイン指示書を作成します
4 スプリント計画
1スプリント中で開発する項目と完了条件を定義します
5 開発
スプリント計画で決まった目標に向けて、チームは密な連携を取りながら開発を進めます
6 テスト
シナリオテスト、性能テスト等リリースに必要な機能が揃った段階で非機能要件を元に行います
NCDC Agile Development Processを取り入れるメリット
前述したとおり、この方法論は一般的なアジャイル方法論やスクラム開発のプラクティスをベースとしつつ、NCDCのこれまでの経験を取り入れて策定しています。
NCDCは創業から10年以上リモートワークに取り組んでおり、エンジニアだけでなくUXデザイナーも自社のメンバーとして採用しているため、NCDC Agile Development Processにはそうした独自の環境から得た知見が活かされています。
このNCDC独自の方法論を用いることで下記のメリットが得られます。
- フルタイムの稼働が取れずともアジャイル開発を始めることができる
- リモートワークでも対応ができる
- UXを重視したアジャイル開発ができる
アジャイル開発に取り組みたい方、改善したい方へ
NCDCでは「NCDC Agile Development Process」をベースに、これからアジャイル開発に取り組みたい方や、既存のやり方を改善したい方へのご支援を行なっています。
アジャイルを用いた開発案件の依頼先をお探しの方、または自社でアジャイル開発体制を構築したい、改善したいといったご相談がある方は、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。