こんにちは。NCDCコンサルタントの島田です。
私は2020年7月にNCDCに入社し、3ヶ月が経過しました。私はもうすぐ2歳になろうとする娘を持つ父親です。NCDCへの転職を決めた理由はいくつかありますが、その中の大きな1つが「育児との両立」です。
世の中では「イクメン」という言葉がもてはやされた頃から父親が育児参画することの重要性が認識されるようになり、だんだんと当たり前になってきているように感じます。しかしながら、父親の育児参画は母親のそれと比べるとまだまだ足りていないのが現状ではないでしょうか。
本当はもっと子どもとの時間を増やしたいのに、「仕事に時間を取られる」「職場の文化が許してくれない」という悩みを抱えている方も、少なからずいらっしゃることと思います。
私はNCDCへの転職を通じて子どもとの時間を増やすことに成功し、QOLが格段に向上しました。そんな私の経験を伝えることが皆様のキャリア選択の一助となればと思い、このコラムを執筆しています。
大企業からの転職を考えたきっかけ
もちろん育児やプライベートのことだけでなく、この先のキャリア展望や業務内容など、転職活動の開始にはさまざまな要因がありましたが、ここでは育児に特化して書きます。
私の前職は、歴史ある国内大企業のSEです。娘が誕生して以降、私は残業をしないことを宣言し、定時で即座に退勤・帰宅して妻と協力しながら家事・育児をこなしてきました。もちろん定時でキリ良く終わる仕事ばかりではないので、溢れた分は娘が寝ている夜間や早朝に自宅でこなしていました。
このようなワークスタイルは、古風な文化が残る大企業ではまだまだ一般的ではないと思います。上司や一緒に仕事をしていたパートナーの方(産休・育休明けで時短勤務だった)からは私のワークスタイルを尊重してもらえていましたが、それでも周囲からはどこか冷たい視線・態度を感じていました。
なぜベンチャーであるNCDCを選んだのか?
心のどこかでモヤモヤを抱えながら仕事をしていた頃に、登録していた某転職サイトでNCDCからのスカウトを受けました。
サイトに登録しているとたくさんのスカウトが飛んできて、転職エージェントからのスカウトは開封しないまま無視するものもありましたが、私は「企業からのスカウトは必ず読む」というルールを決めていました。結果的にそのルールが、私がNCDCと出会えた要因となりました。
NCDCからのスカウトは内容が非常に魅力的でした。具体的に魅力を感じたのは、以下のような内容です。
「新しい技術を積極的に活用する」
「時間・場所に囚われない働き方」
「無駄な社内報告や事務処理作業無し」
スカウトに返信してからの面談・選考もスムーズに進み、ありがたく内定をいただくことができました。他にも内定をいただいていた企業がありましたが、「リモートワークが基本スタイルで通勤がないこと」「代表の早津をはじめ、面接で話をしたメンバーの人間性が自分とフィットすること」に惹かれ、NCDCに入社することを決めました。
生活リズムや仕事のスピード感の変化
NCDC入社以降の私の1日の生活スケジュールは、大まかに以下のような流れです。
5:30 | 起床。洗濯・朝食。余裕があればPCを開いてその日のスケジュールチェックや前日に対応しきれなかったSlackの返信等をこなす。 |
7:00 | 娘を起こす。着替え・朝食の対応。 |
7:40 | 妻出勤。登園まで娘を見つつ準備。 |
8:15 | 娘を保育園へ送る。 |
8:35 | 保育園から帰宅。業務開始準備(コーヒー淹れたり…)。 |
9:00 | 始業 |
16:45 | 終業。保育園へ娘を迎えに行き、散歩をしたり家で遊んだりしながら妻の帰宅を待つ。 |
17:20 | 妻帰宅 |
17:50 | 子どもをお風呂に入れる。 |
18:30 | 夕食 |
19:00 | 娘と遊びつつ、歯磨きや着替えなど就寝の準備。 |
19:30 | 娘の寝かしつけに入る。 |
20:30前後 | 娘が寝つき次第、寝室を脱出。終業後の状況をSlackで確認しつつ、要対応事項やこなしておきたい業務を片付ける(22時を過ぎると深夜残業になってしまうので必ず22時までに終わらせる)。保育園の連絡帳を書く。 |
21:30 | 入浴・ストレッチ |
23:00 | 就寝 |
入社後3ヶ月で、NCDCに入って良かったと感じることはたくさんありますが、すべては書ききれないので主立ったものを挙げます。
まず、ワークライフバランスに関してですが、朝夕の通勤がないのがとにかく楽です。子どもの送り迎えどちらも対応できて、妻との家事育児のタスク分担が改善されました。転職の大きな目的であった「子どもと過ごす時間を増やす」は確実に達成できて、妻も私も大満足です。きっと娘も満足してくれていることと思います…
深夜や休日以外、時間の使い方は基本的に自分に任されているため、「こう働いたら生産性が上がる!」と思ったやり方で仕事ができます。例えば、昼食後は眠くなるので少々散歩したり、たまに整体に行ったりしています。
それ以外の面では、印刷をほとんどしなくて済むのが意外と嬉しいことのひとつです。NCDCではオンライン会議が普通なので当たり前ではありますが、前職が紙文化だったのでその落差を大きく感じています。
また、前職では7年間同じ顧客を担当していましたが、NCDCでは実プロジェクトとプリセールス段階のもの全て含め、入社後3ヶ月で既に5顧客以上を担当しました。こうした仕事の幅広さとスピード感によってマンネリになることがなく、とても刺激的です。
とにかく、毎日があっという間と感じるくらい充実していて、週末になると月曜日が楽しみです。
リモートワークの課題・心がけていること
基本的には転職により良い方向に向かっているのですが、オフィス勤務からリモートワークに変わったことや、それに伴う生活リズムの変化により、新たな課題もあります。
①顔をあわせる機会が少ない
COVID-19の影響も多分に受けていますが、なかなか自社の社員に会えません。現在、NCDCのメンバーは全部で20名ほどですが、入社から3ヶ月経過した今でも半分くらいのメンバーとしか直接顔を合わせていません。
(週に一回の「オンライン会議」で、ほぼ全員と接点は持てるのですが)
②意図して運動したほうがいい
活動量が如実に減りました。
私は元々腰痛持ちで、首から腰にかけて凝り固まりやすい体質なのですが、転職前より身体の凝りが悪化したかな?と感じており、毎日少しずつでも外を歩くように心がけています。ランニングやスイミングなどの運動も日常に取り入れていきたいなぁと思う今日この頃です。
③オンオフの切り替えが大事
オフィスに出社しない分、仕事とプライベートの境目が曖昧になりがちです。
私の場合は、子どもを保育園に送って帰ってきた時に仕事モードに入れないことがあったため、何か儀礼的なスイッチが必要だと考え、帰ってきたら必ずコーヒーを淹れることにしました。
また、案件のスパンが短くスピードが早いのでマルチタスクに対応できる必要があります。私自身はかねてよりマルチタスクが苦手なので、意識的に訓練をしていかなければなぁ、と痛感しています。
育児が忙しい時間帯の会議等は解決したい悩み
フレキシブルに時間を使えるようになった一方で、ちょうど育児が忙しい時間帯(17:00以降)の会議が思いのほか多いのが当座の悩みです。
できる限り出席するようにはしていますが、やはりこの時間帯に子どもに対応できないと妻のワンオペ時間が発生してしまい、その分だけ生活のスケジュールが後ろにずれ込んでしまいます。
また、NCDCでは社員どうしで積極的に勉強会を開催してお互いのレベルアップを図っていますが、日中はどうしても通常業務で埋まるため、勉強会も17時以降の開催が多く、なかなか出席できていません。どうキャッチアップしていくか、個人としても会社としても考えていきたい点です。
たとえばこのような勉強会が任意参加で社員向けに開かれています。
Kubernetesの基礎から実際に使ってわかったメリット・デメリットまで解説
マイクロサービスとは? そのメリットを簡単に解説(初心者・非エンジニア向け)
まとめ
いかがでしたでしょうか。これから解決していかなければならない課題もあるものの、NCDCへの入社は、私にとってメリットが大きかったと感じています。
NCDCに限らず、リモートワークは社会的な標準になりつつあり、通勤のストレスから逃れて自分らしい生き方・働き方を目指すことはあながち突飛な話ではなくなってきています。
本コラムが、私と同じように育児と仕事の両立で奮闘されている方や、それ以外でもワークライフバランスの取り方に悩んでいらっしゃる方にとって何らかのヒントとなれば幸いです。
最後に、ともに働く仲間の募集です。
NCDCは働き方だけでなく、さまざまな面でメンバーの個性を大切にする会社です。もちろん、育児と両立しているメンバーも複数在籍しています。このコラムを読んでNCDCに興味を持っていただけたら非常に嬉しく思います。
NCDCでは、自律してワークライフバランスよく働けるプロフェッショナリズムを持った仲間を募集しています。
詳しくは採用情報ページをご覧ください。