【資料公開/レポート】UXデザインを活かした、新規事業やサービス企画成功のコツ

公開 : 2019.12.28 

2019/11/27(水)に弊社主催のセミナー「UXデザインを活かした、新規事業やサービス企画成功のコツ」を開催いたしました。
以前のUXデザインのセミナーではデザイナー職の方の参加が多かったのですが、今回は「事業企画とUX」というテーマ設定としたためか、事業企画者の方に多くご参加いただきました。事業立案におけるUXデザインの重要性について意識を持たれている方が大変多くなってきたことを感じています。
以下、セミナーレポートをまとめてみました。少しでも皆様のご参考になればと思います。

 

 

1. UXデザインやその関連概念は変化している

「使用者に対してのすばらしい体験を設計する」というUXデザインの概念や期待値は変化してきています。5年ほど前まではアプリやウェブサービスの「UI」をわかりやすく、最適にデザインすることがUXデザインの主活動として捉えられていていました。しかし、最近はUIの最適化は当たり前の常識となってきており、使用者に対してサービス全体の体験を最適化することがUXデザインの期待となっています。
わかりやすく極論で説明すると、アプリのUIがわかりにくくても、コールセンターのオペレーターの対応に感動するような体験を与えることができれば、結果としてすばらしいUXがデザインされているサービスとなるということです。
昔はUXとUIが近い概念で捉えられていましたが、最近は別概念として押さえたほうが良いという説明がありました。
このように使用者や市場の期待も変化してきているため、新規事業や新規サービスではUXデザインが重要になってきているのです。

2. 検討しているビジネスモデルの先進性によってUXデザインの重要性を考える

・今まで世の中になかったようなイノベーティブな新規事業やサービスの場合はUXデザインよりサービスリリースを

イノベーティブなサービスとして、Airbnbを例に挙げてみましょう。リリース当初は同じようなサービスをあの規模で実現している会社は聞いたことがありません。そのため、多少アプリのUIやユーザー体験がスムーズでなくとも、ユーザーは他に選択肢がないのでAirbnbを使わざるを得ません。
こういった画期的なビジネスモデルの場合はUXの良し悪しがサービスの成功に直結しないため、UXデザインに時間をかけることなく、できるだけ早くサービスをリリースしたほうが良いとされています。その後、順次UXの改善を行っていけばよいのです。

・アイディアは普通だが、成功していない分野やまだ攻めらる余地の残されている分野の場合はUXデザインを

こちらのビジネスモデルの場合は、UXデザインが重要かつUXのプランニングが活きてきます。
人による運用や店舗、外部パートナーのサービス等、複数のタッチポイントを含めた体験をデザイン(設計)することが大変重要です。CtoCのフリーマーケットサービスは10年以上前から数多く存在していましたが、ここ数年でメルカリがシェアを押さえている理由はマーケティングからコンビニ、運送会社を含めたUXデザインの差ではないかという解説がありました。

3.NCDCの事業のためのUXデザインプロセス

NCDCでは新規事業やサービス企画でUXデザインを検討する際に、まずサービスの事業性を可視化することを推奨しています。
具体的には、ビジネルモデルキャンバスなどの手法を活用し、「事業者視点」からの事業性を可視化します。
その後「使用者視点」の検討を行なうため、ペルソナの定義とカスタマージャーニーマップの手法を経て、最終的にサービスに必要な機能を抽出します。
ここでのポイントは事業者目線は一度頭の片隅に置いておき、自分がそのサービスのユーザーなら本当にお金をだして購入するか?使用するか?をイメージすることです。
「UXデザインを重視したい」と進められているプロジェクトであっても、意外なことに事業者視点が使用者視点を上回ってしまうことが多々あるとの講師の経験談もありました。当然そのようなプロジェクトの成功は難しいとのことでした。

4.まとめ

最後に新規事業やサービス企画にUXデザインを取り入れるコツをまとめると、

  • ビジネスモデルとUXは、狙うビジネスによってUXデザインの重要性を判断する
  • UXとUIは別物と捉え、注力すべきポイントに力と時間を注ぐこと
  • 事業性ばかりに目を向けず「自分がユーザーだったら」という視点を常にもつこと

新規事業やサービス企画の担当者からUXデザインを取り入れる際に何につまづいているかを伺うと、社内の理解が得られず奮闘している、というかたが非常に多くいらっしゃいます。
なぜその新規事業が会社に必要なのか、なぜそのサービスを思いついたか、どんなインパクトを社会に与えられると考えているのか、といったストーリーを伝えていくことも、UXデザインに限らず新規事業を推進していくときには大切なポイントなのでしょう。
NCDCでは
UXデザインに関するコンサルティング2日程度で行う短期のワークショップのご支援をしています。
また
UX/UIコンサルティングの事例 を公開しています。企業様の課題に合わせて柔軟にサービス内容をカスタマイズできますので、ビジネスモデルに沿ったコンサルティングをご希望されるかたは、ぜひ一度ご相談くださいませ。

NCDC マーケティング 清水苑子

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