こんにちは。NCDCのマーケティング担当です。
NCDCの新規サービス企画コンサルティングは実際にどんな風に進められるのか疑問に思ったことはありませんか?
今回は農業用の新規サービスを検討しているメーカー様(以下H社様)のコンサルティング現場へ同行する機会があったので、実際どんなことが行われているかを公開可能な部分だけご紹介します。
NCDCの特徴あるコンサルティングサービスを少しでも理解いただければと思います。
目次
1.最初にサービスの背景を深掘りする
今回のコンサルティングは弊社代表の早津が担当し、サービスを思いついた背景について最初にヒアリングしていきました。
なぜそのサービスが必要だと思うのか、そのサービスでユーザーにどんなインパクトを与えることができるのかを質問をしながら掘り下げ、アウトプットしていきます。
この作業で大切なのは、サービスを思いつくに至った本音の部分も明確にしておくことです。
個人レベルに例えるなら、ガチガチに固められた美談よりも本音のぶっちゃけトークがおもしろい。「なんかわかる気がする」という感覚が強い共感をうむのだと思います。
最終的なユーザーが人間の場合、より自然に共感が生まれるようなサービスや商品は世の中に広がりやすいですね。
2.新規サービスを具体化するための分析
次に新規サービスを取り巻く環境を分析します。
世の中のトレンドは?マーケットはどれくらいの規模か?収益性はどれくらい見込めるか?といった懸念点に対してPEST分析や3C分析など様々なフレームワークを用いて整理していきます。
この方法の詳しい説明は「ゼロベースからどうやって新サービスを考えるか?」に弊社で採用している具体的な手法をまとめています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
3.将来的に自社の新規サービスをリードできるように
NCDCはお客様へのスキルトランスファーも積極的に行っています。
技術流出にも繋がりかねないスキルトランスファーを、なぜ弊社が推奨するのか?
それは将来的にお客様にスピード・技術力・コストの面でメリットが大きいと考え、また弊社側にとっても継続的な協力体制を築ける可能性が高いと考えるからです。
今回コンサルティングをご提供したクライアント様は新規事業部の所属で、新しいアイディアをどんどんプレゼンしていくことが求められていました。
そのため早津はコンサルティングをしながら、同時にクライアント様が主体的に新規サービスを具体化するためのコツを都度アドバイスしていたのが印象的でした。
4.ユーザーインタビューでペルソナ像を再検証することも
新しいことを始める際に社内の理解を得ることも大切なポイントです。
H社様は社内へ説明するための資料としてどれくらい、どんなユーザーがいるかを裏付ける資料をご希望でした。
当初はWEBでのアンケートを検討されていましたが、実際のユーザーとの乖離が大きい可能性があったため、弊社から実業農家へのユーザーインタビューを提案し、実施しました。
インタビュー対象の絞り込みやプレゼン資料、ヒアリング項目のアドバイスを行い、農家の選定はH社様におこなっていただきました。
また弊社からは新潟のイチゴ農家と和歌山のみかん農家をご紹介し、インタビューと現場見学のセッティングをサポートいたしました。
インタビューの様子は企業秘密なので掲載できませんが、ざっくばらんに現場のリアルな声をお聞かせいただき、非常に参考になる意見を頂戴できました。
対話をする中で面白いアイディアも浮かんでいたので、今後実現されるのが楽しみです。
5.新規ビジネスの検証まとめ
最終成果物として新規サービスの分析やインタビュー結果を反映した資料を提出し、コンサルティングは終了しました。
その後、H社様の社内検討で無事承認がおり、先に進むことになったと報告がありました。
まとめ
NCDCのコンサルティングを一言で表すと、
「現在から将来まで、お客様のビジネスに寄り添った専属コーチ」
です。
特徴をまとめると、
・経験豊富なコンサルタントが 新規サービス実現を強力にサポート
・新規サービスの性質に合わせたワークショップ のご提供
・必要と判断したら、リサーチ先まで見つけてインタビューをコーディネイト
・ご希望やニーズに合わせてスキルトランスファーも対応可能
といった点が挙げられます。
「新規サービスを検討しているけど進め方に不安がある」「新規事業部に配属されたがどうしたらいいか困っている」といった方は、ぜひ一度ご相談ください。