リレーションズ株式会社様

世界初!従来なかった全く新しい自転車シェアリングシステムCOGOO 社会のマイナスをプラスに変える新進気鋭のベンチャー企業の取り組み


「リレーションズ株式会社は放置自転車の問題に悩む大学にCOGOOを提供することで、放置自転車問題を解決。
スマートデバイスを活用することで、従来型の自転車シェアリングシステムよりも
圧倒的なコストダウンを達成。
設備コストが高く、事業化が難しいとされてきたスマートデバイスによる自転車シェアリングに革命を起こす」


–COGOOのサービス概要を教えて下さい。

長谷川氏: COGOO(コグー)とはスマートフォンや携帯電話によってレンタルが可能になる
自転車シェアリングシステムです。自転車の後部にコグマシーンという鍵ボックスを設置する事で、
自転車自体が自転車シェアリングシステムの一部になります。
現在、横浜国立大学(本インタビューの取材場所)、千葉大学、熱海でサービスが始まっており、全世界に展開予定です。

-他社の自転車シェアリングシステムとの違いは何ですか?

長谷川氏:二点あります。一点目はコストが安価なことです。
フランスで使われているシステムの場合、1台あたりに換算すると初期投資が30万円以上と聞いています。
国内大手携帯キャリアが運営している自転車シェアリングも初期投資が大きく採算性が難しいと聞いたことがあります。
それに比べCOGOOは1/4くらいのコストで運営でき、事業化がしやすいことです。

–なるほど、二点目は何ですか?

長谷川氏:小規模から導入が可能な点です。
自転車の後ろに装置をのせるだけでシェアリング自転車になるので、
小規模なスペースでも提供でき、1台から導入できます。
従来型や他社のものは地面に設置する自転車スタンドが必要でしたので、
それなりの規模からの導入しか出来ません。
COGOOは工事をしなくても自由に使えますし、駐輪場自体を簡単に移設もできてしまいます。

−COGOOによって解決したかった課題や目的などを教えていただけますか?

長谷川氏:敷地の広い大学では、放置自転車の問題がありました。
学生が入学すると、学内移動用の為だけに自転車を買う方が多かったのです。
そのような学生の中には、卒業時に廃棄せずに学内に放置したままにしてしまう方が少なからずいらっしゃった。
それを、大学の費用で撤去していたわけです。
東京大学で年間約1500台。千葉大学が約1000台と聞いています。
COGOOを通じてこのような大学で起こっている放置自転車の課題を解決していきたいですね。

−大学側のコスト削減になるのですね?

長谷川氏:はいその通りです。コスト以外でも放置自転車が多いと、景観が悪くなってしまう事も問題です。
今の私の後側のような感じですね(笑)。
将来的には学内移動用の自転車はCOGOOのみにし、
通学の方は学外に大きな駐輪場を設けて、そちらを使ってもらうような体制になればと考えています。

−それは素晴らしい(と話している間にCOGOOの鮮やかなグリーンの自転車で移動されている学生さんの姿が…)
-現時点でどんな成果が得られていますか?

長谷川氏:ある程度のCOGOOのビジネスモデルの検証が得られたことですね。
横浜国立大学は10台導入しています。
1台あたり、1日平均3回使われると成功といわれている業界で、
COGOOの自転車は一台あたり一日平均7〜8回位使われています。
これは当初の想定以上であり、ニーズが十分にあることが分かりました。
学生さんからもポジティブな反応がTwitter等でアップされています。
したがって、COGOOの自転車の台数や駐輪場を増やしていけば、
放置自転車の問題は改善していくという我々の仮説が正しいことを検証できました。

 -ベンダー選定について教えて下さい。どのような選定方式を採用しましたか?その中でNCDCを選定した理由を教えて下さい。

長谷川氏:当時、著名なIT系の企業など含め、何社かにご提案を頂いた中で、NCDCさんが我々のニーズを一番しっかりと捉えて提案してくれていましたので、NCDCさんにお願いすることに決めました。

  −具体的にはどんなニーズだったのですか?

長谷川氏:大きく二つのニーズがありました。一点目はITスキルの弊社への移管です。
弊社は最終的にはITの部分も内製化したいと考えていますが、COGOOのように高いITスキルを要する案件では、
重要な部分は外部に委託し、プロジェクトをやっていく中で、自分たちのITスキルを高めたいと考えていました。
二点目は、進め方の柔軟性です。COGOOはだれも経験をしたことがないサービスです。
ITのシステムを作る上では「要件定義」が大切だとは聞いていましたが、
新規事業においては明確な要件定義をしようにもできません。
従って、弊社としては、都度都度、改善してやっていけるような柔軟な進め方を求めていました。

−なるほど。NCDCの提案はその二つニーズに合致していたのですか?

長谷川氏:非常に合致していました。
他の会社はスキルの移管など本気で考えてくれませんし、「要件定義」でしっかり固めるウォーターフォール型の進め方の提案でした。
NCDCさんは提案段階から、我々のサービスのことを第一に考えて、本音で色々意見もくれました。

-どんな意見があったのですか?

長谷川氏:幅広いビジネス経験や技術的背景から結構批判をして頂きました。
例えば、金さん(NCDC代表取締役/ソリューションディレクター)が
iOSのBluetoothは技術的に難しいところがあるといったことや、アップル社の制約事項があることなども教えてくれました。
普通は、みんな提案段階では良い事は言いますが、なかなかこういう会社はなかったです。

加藤氏: ITの部分以外でも運用フローがちゃんと回るのか?といったところなども意見してくれました。
NCDCさんはお願いしたことをそのままやるという会社ではなく、
我々の事業が成功するために力になれることは何でも意見をしてくれました。

−NCDCは何を担当したのですか?

加藤氏:スマホのアプリ開発からサーバ側の開発が主でしたが、要件を決めるところから参画いただき、方式検討や業務オペレーションのフローなど一緒に議論しました。一緒に仕様を決めていった感じです。

-プロジェクトが進んでいく中で実際にNCDCはどうでしたか?

加藤氏:提案時の通りに、スキル移管のための色々なアイデアもだしてくれましたし、仕様の曖昧性についても、アジャイルのやり方で柔軟に対応してもらえました。

−具体的にスキル移管のアイデアとはどんなものですか?

加藤氏:中途入社で途中からプロジェクトに参画した弊社のエンジニアと加納さん(NCDCディベロッパー)が 一定期間、ペアプログラミングを行ないました。そんなアイデアを実際に明日から実行できる 迅速力もNCDCさんの魅力ですね。

−その場合はNCDCの側のエンジニアにも高いスキルが求められますね。

加藤氏:本当にそう思います。基本的にはITに関しては何でも答えてくれるイメージを持っています。
おそらく無茶なオーダーをしている事もあったと思いますが、ほとんどのことには対応してくれました。
社内で困った事があれば、とりあえず、加納さんに聞こうという雰囲気だった。
たまにお茶目な感じもよかったですね。特に弊社が3Dプリンターを購入した時など(笑)。

-プロジェクトを進めていく中で、苦労された点と、それを乗り越えた話など教えてください。

加藤氏:基本的には、最初はITのことを何も知らなかったんです。
自分達が作りたいものがすごくぼんやりしていました。
だから、後から想定外の事がたくさん出てきて、メインの方式を再検討する必要がでてきました。
しかし、もう一回検討し直す事で、自分たちが作りたいものを一から定義して、外部に委託することも、機能定義することもできるようになってきました。
今は不具合があっても自社で対応できるようになってきて、もう失敗はしない自信があります。

-どうやって立て直しをされたのですか?

長谷川氏:具体的には地道な検討をやっていきました。NCDCさんに教えてもらったノウハウの部分も大きかったです。
金さんに言われたことなどを思い出しながら(笑)。
その結果、クリティカルな問題は無くなりました。あくまで検証段階だったので、大きな損害などはなく、うまくピボット(方向転換)できました。

-今後のCOGOOサービス展開や事業全体の展望などお聞かせ下さい。

加藤氏:COGOOに関しては、大学はニーズがある事が明確になったので
大学マーケットにある程度特化して、ビジネスの基盤を作ることを考えています。
その傍らで自治体へも攻めて行きたいと思っています。COGOOは新しい広告メディアとしての側面もあります。
大学生に特化した広告メディアとして広告代理店とも話を進めています。
具体的には、車輪に広告スペースを設けて広告主の企業とタイアップして展開をしていく予定です。
大学でのサービスはステークホルダ全員にメリットがあるので、積極的に展開していきたいと思っています。

-リレーションズ社としての今後の展開などもお聞かせいただけますか?

長谷川氏:リレーションズとしてはb++をビジョンにしてビジネスやっています。
社会のマイナスの状態をプラスに変えていく事を事業としています。
具体的には環境問題や介護、教育問題などの事業を立ちあげていっています。
Warasyという歩行リハビリ支援サービスも運営しています。

加藤氏:スピーディーに事業を作り上げることが当社の今後の展開で重要なことだと感じています。
COGOOのプロジェクトはその第一弾です。単純にCOGOOの事業だけでなく、
社内のDNAを作る意味でも寄与できていると思いますのでNCDCさんには本当に感謝しています。

-今後、NCDCに期待することを教えて下さい

加藤氏:また一緒にNCDCさんとプロジェクトをやりたいと思っています。 委託先の会社といった垣根がなく、同じ目標を持ったチームメンバーとしてCOGOOをやっていただいたように、 その他の我々の事業で一緒にやりたいと思っています。そういったマインドの部分が実は本質的にはNCDCさんの 最大の特徴だと思っています。

長谷川 博章氏

リレーションズ株式会社
CEO/代表取締役

加藤 章太朗氏

リレーションズ株式会社
取締役 MAKERS1