NCDCのITを駆使した社内会議を紹介(2020年版)

公開 : 2020.03.03 

世間で在宅勤務やリモートワーク(テレワーク)への関心が高まっている状況を受けて、NCDCでも先日、創業からずっとリモートワークの会社ではどんな働き方をしているのか?という記事を公開しました。

その中で、全員がリモートワークをしているNCDCではどのように社内会議を行っているかを簡単に紹介したのですが、別の記事で2012年当時の会議に関する説明が残っていたので、2012年と2020年でどのような違いがあるのか、対比してみたいと思います。

リモートワーク、在宅勤務に関する考え方

まず、働く場所に関する考え方を、2012年の記事ではこのように説明していました。

NCDCはメンバー各人が自由にパフォーマンスが発揮出来る仕事のやり方をすることを認めています。認めるというより推奨しています。
従って、仕事場所も各人が好きに選んで仕事をしています。

この点は当時も2020年の現在も変わりはありません。

NCDCはエンジニアやデザイナーといった専門職のメンバーがほとんどですし、採用方針としても掲げているように少数精鋭の集団を目指しているので、個人のパフォーマンスが重視される文化だといえます。
そのため、社内会議も定例で行なっているのは最低限必要な社内全体の情報共有をするためのもののみで、それも基本はオンラインで参加しています(どこから参加するかは各自の自由です)。

「社員全員がリモートワークで、仕事場所は自由」というのは、おそらく2012年の時点ではかなり尖ったスタイルだったのだと思いますが、最近ではNCDCより規模が大きい企業でもリモートワーク主体というところも出てきているようです。

2020年の現在でも、会社丸ごとほぼリモートワークというのは比較的新しいワークスタイルであることに変わりないですが、NCDCの場合「ワークスタイルの面でも新しい取り組みをしています」と宣言しているので、さらに一歩先行く働き方をどんどん取り入れていってもいいかもしれませんね。

主な仕事場所の比較(2012年と2020年)

主な仕事場所については2012年の記事ではこのように説明していました。

主は仕事場所は
・自宅
・六本木アカデミーヒルズのライブラリ
・カフェ

それに対して、最近公開した記事では下記のように紹介しています。

主な仕事場所は
・自宅
・コワーキングスペース
・カフェ

2012年の記事にあった「六本木アカデミーヒルズのライブラリ」が、2020年の記事では「コワーキングスペース」に変わっています。

これは単純に、NCDCのメンバーにとって六本木よりもアクセスの良いコワーキングスペースがいろいろ登場して、利用できる場所が増えたということだと思います。
例えば大手町にある住友商事のMIRAI LAB PALETTEや、目黒にあるAWS Loft Tokyoなどを使わせていただいています。

また、もしかすると2012年当時はまだ「六本木=先端的なIT企業の居場所」というイメージがあり、ある意味「六本木アカデミーヒルズ」という場所自体の価値が今よりも高かったのかもしれません。
そういったものが相対的に薄れてきて、2020年の現在は「働く場所はどこでもいい。個人の価値観に合わせて選べば良い」という考え方がより強くなってきていると言えるかもしれません。

共同作業のやり方比較(2012年と2020年)

リモートワーク での社員同士の共同作業について、2012年の記事ではこのように説明していました。

・共同で資料作成をする場合

Mac OSに標準で付いているiChatの最大の特徴は、誰か一人の画面を共有し、他の人からも書き込んだり、更新の処理ができます。

iChatってなんだ?と思って調べたら、最近のMacOSにはすでにない機能で、現在の「メッセージ」の前身の機能だったようです。

2020年の現在だと「誰か一人の画面を共有し、他の人からも書き込んだり」という作業ができるサービスは当たり前になってきていると思うのですが、2012年の記事ではこの点にわざわざ触れているので、当時はまだ画面共有して共同作業できるようなサービスはそう普及していなかったのでしょうか。

それに対して、最近公開した記事では下記のように紹介しています。

「Slackでこまめに情報共有する」ように心がけて、「ファイルはDropboxで共有する」というかたちで、全員がリモートワークでも共同作業は問題なくこなせています。

2012年と2020年では、利用しているツール自体がまったく変わっています。
Slackは2013年にサービスを開始したらしいので、2012年の時点では存在すらしていなかったのですね。

働き方を自由にするようなツールはどんどん進化しているので、もしかしたら数年後にはまた別のツールに置き換わっているのかもしれません。

社内会議のやり方比較(2012年と2020年)

リモートワークでの社内会議について、2012年の記事ではこのように説明していました。

・音声のディスカッションがメインの会議の場合
ウェブ会議でのSkypeの音質に勝るものはないでしょう。例えば一箇所に多くの人数が集まっており、一人だけ遠隔地から会議に参加する際には、多くの人数の方のだれか一人のPCMacSkypeと遠隔地を繋ぎ、PCのスピーカーとマイクをそのまま使います。

これで音声品質に全く問題なく、会議を行うことが出来ます。

当時はSkypeだったのですね。

それに対して、最近公開した記事では下記のように紹介しています。

googleが提供しているハングアウト Meetというビデオ通話サービスを使用します。
ハングアウト Meetは参加者が特別なツールを用意する必要がなく、PCMacのスピーカーとマイクをそのまま使うだけで、音声品質にまったく問題なく会議を行うことが出来ます(スマホでも利用できます)。

こちらでも利用しているツール自体が変わっています。

従来の電話に変わる新しいコミュニケーションツールとしてこうしたサービスが出始めたころは、Skypeといえばその代名詞的な存在だったと思いますが、だいぶ市場は変わってきているようです。
もちろん、現在でもSkypeは使えますが、僕自身、NCDCに入社してからは一度もSkypeを使ったことがありません。

また、最近ウェビナー(ウェブセミナー)を検討しており、(Meetでもできますが)より良いツールがないか調べてみたところ、ウェビナーでの利用に関して言えばMeetより良さそうなものもいろいろあるようです。

こちらも、もしかしたら数年後にはまた別のツールに置き換わっているのかもしれません。

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