「継続的にアウトプットをしよう」「書くことはいいことばかり」というのはよく聞きますが、実際にブログを書いてますか?
書いている方は結構です!そのまま続けていただければ!
NCDCでも今年は職種を問わずアウトプットを強化しようという目標を掲げているのですが、順調とは言い難いのが実際のところです。
本記事では、ブログを書けない理由と、その対策を考えていきます。
※本記事におけるブログの目的はあくまでも「アウトプットをすること」にあります。PVを稼ぐ等、他の目的が第一にある場合は別途検討する必要があります。
どうして書けないのか?
書けない理由にもいくつかあると思います。
- 時間がない
- ネタが思いつかない
- ネタはあるけど完成しない
私は最後の「ネタはあるけど完成しない」タイプです。
書きたいことはあって、構成を考えるけれども「いざ執筆」となると裏付けのための資料探しや、わかりやすい表現に悩んで手が止まり、そのまま書きかけの下書きが溜まっていく… これの繰り返しです。
今回はこのタイプに絞って解決しましょう。
カレーを作ろうとするな!
「完成させるために何が必要か」という問いに対してよく言われるのは「クオリティを求めずに完成させること」ですよね。わかってはいるんです。わかってはいるのにそうできない。
これは、自分の中で「あるべき理想」のかたちが明確であり、それに沿っていない状態を完成と見なすことができない、という状態だと分析しています。
テーマを決めて、構成を考えて、書き始めた段階というのは料理でいえば「カレーを作ろう」と決めて、材料を集めて野菜を切ったくらいのフェーズです。
そこから「とりあえず現状ベースで完成とみなそう」と言われても、炒めて煮込んで味付けをして…という工程がないとカレーにはならないんですよ。
炒めただけのものは野菜炒めであって、自分の頭の中にある理想のカレーではない。
まずサラダを作れ
何がいけなかったのでしょうか?
私はカレーを作ろうとしたことがそもそもの間違いだったと考えます。カレーを作ることの手間を把握していないのに、カレーを作ろうとしたことが失敗なんです。
手間暇かかったカレーのような文章ではなく、最初はサラダみたいなブログから始めましょう。主題に沿った素材を並べただけでもいいんです。最悪目次を並べただけでも、説明不足でもいいんです。サラダを完成させましょう。手を加えるのは後からでもできます!
サラダの作り方
例に出したサラダに沿って、実際の執筆プロセスをなぞってみましょう。
- いつ食べるか決めよう
サラダを作る時に、いま食べるために作るのか、明日のために作るのか決めない人はいませんよね。ブログも同じです。人は締め切りがないと動けない生き物なので、「今日公開する」のように明確な期日を決めましょう。
期日を決めることのメリットはもうひとつあって、ご飯の5分前からカレーを作り始めるような暴挙を避けられるという点です。 - なんのサラダにするか決めよう
「今日はトマトのサラダにしよう」のようにテーマを決めましょう。
(ここは本記事では触れません。) - 何を入れるか決めよう
サラダの具材を決めましょう。
ブログの構成を決める作業です。私は見出しを並べることで構成を決めています。ここで「ボリュームが多いな」「この量だと期日に間に合わなさそう」だと思ったら、テーマが大きすぎるかもしれません。対象を絞る、記事を分割するなどを考えましょう。 - 盛り付けよう
サラダをお皿に盛り付けましょう。
本文を書いてとりあえず文章の形にします。 - 味付けをしよう
サラダにドレッシングをかけましょう。
大切なのは、ドレッシングをかけなくてもサラダはサラダだということです。味付けにこだわるのは時間が余っているときにしましょう。「読みやすい文章にする」「適切な図や画像を用意する」などの工程を指します。 - 味見も忘れずに!
出来上がったサラダを味見してみましょう。自分で読んでみて、校正をする作業です。ここで大切なのは、「校正に終わりはない」ことを理解することです。自分の中で100点が出なくても、ごはんの時間が来たら完成にしましょう。
本当にこのプロセスは有効なのか?
有効です。私はこのプロセスに従い、この記事を書き上げることができました。
慣れるまでカレーではなくサラダを作ろう!
本記事を読んで、文章執筆のハードルが下がれば幸いです。気楽にサラダブログを書いていきましょう。
慣れてきたら、もっと手間のかかるブログも書けるかもしれません。量と質を目指すために、まずは量を増やそう、という話でした。
NCDCでは、ささっとつくるサラダブログも、ちょっと手の込んだおいしいカレーブログも、目的に応じてどちらのアウトプットもできる仲間を募集しています。
(NCDCの魅力をじっくり煮込んで旨味を凝縮して発信していきたい!)
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