新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、急遽リモートワーク(テレワーク・在宅勤務)に取り組んでいる企業が数多くあるようです。
また、これまでは時差通勤など別の対策を取っていた企業でも、4月7日に出された緊急事態宣言を機に今後リモートワークへの切り替えを迫られる可能性が高まっていくと思われます。
しかし、リモートワークの経験がない企業はそのための環境が整備されていないため、何を準備すれば良いのか困っているケースもあるのではないかと思います。
また、緊急対応として準備不足の状態でも社員の健康を優先してリモートワークを始めたという企業も多いと思いますが、リモートワークが長期化してくると準備不足だった部分への対応や、実践してみた結果不便だった点を解消する取り組みも必要になってくるでしょう。
NCDCでは2011年の創業時からリモートワークに取り組んできたため、そうしたリモートワークに関するお悩みをいくつかご相談いただいています。
そこで、私たちの持つリモートワークの経験やクラウドインテグレーションなどの知見を活かして、急な在宅勤務の準備などでお困りの方のお手伝いするようなサービスを新たにご提供できないかと考えています。
在宅勤務に活用できるクラウド型仮想デスクトップ
新たにリモートワークに取り組む場合、とくにセキュリティへの懸念が大きいと思われます。
わかりやすい例でいうと「従来は社外に持ち出したり社外からアクセスしたりすることを禁止していたデータの扱いをどうするか」という問題です。
そうした観点から、近年「クラウド型仮想デスクトップサービス」の注目が高まっています。
そのひとつが「Amazon WorkSpaces」です。
このクラウド型仮想デスクトップを導入することで、以下の3点を押さえたリモートワークの準備が可能になります。
- 専用端末が不要
リモートワーク用の端末を新たに用意する必要がなく、各個人宅のパソコンを利用してセキュアに社内システムにアクセスする仕組みをつくることができる。 - 情報漏えい防止
データを各個人宅のパソコンには保存できない運用を実現できるため、情報漏えい等のセキュリティリスクを低減することができる。 - 管理者の負荷低減
個別の端末の管理をサーバー上で一元的に行えるため、管理者の負荷を軽減することができる。
こうした仮想デスクトップをクラウドサービスで導入することのもっとも大きなメリットは、比較的短期間で機能の充実した仮想デスクトップを活用できることだと言えます。
そのため、セキュリティ要件の厳しい企業がリモートワークを導入する際にはひとつの選択肢としておすすめです。
NCDCのリモートワーク導入支援について
「Amazon WorkSpaces」はAWSアカウントを持っていれば誰でもすぐに無料でお試しからはじめられるのですが、日本企業のサービスではないためサポートの情報が十分とは言えず、AWSを普段から活用していない企業にとっては少し導入のハードルが高いという問題があります。
また、「Amazon WorkSpaces」を導入するだけではなく、自社のセキュリティポリシーに則った方法で、そこから社内システムへアクセスできるようさまざまな設定を行うことも必要になるはずです。
この点も、クラウド型仮想デスクトップを利用しようと思ってもなかなか自社だけで解決するのが難しい部分かもしれません。
そこで、NCDCでは以下のようなサービスでリモートワークを開始する企業のサポートをしていきたいと考えています。
シンプルな構成であれば一ヶ月程度でリリース可能です。
- Amazon WorkSpacesの導入支援
状況をお伺いし、どのようなリモートワーク環境が必要か、どのようなデスクトップを用意すべきか、社内システムへの接続方法をどうするかなど要件策定を支援致します。 - AWS内のネットワーク構築
要件に従い、AWS上のネットワークとデスクトップを設定、構築します。社内システムへの基本的な導通テストまで実施致します。
オプションとして、社内のActiveDirectoryと連携して認証したい場合のAWS側の認証基盤の設計・構築や、可用性向上のためのAmazon VPCの設計・構築なども承ります。
セキュリティポリシーや社内システムの構成は企業によって異なりますので、上記の内容に限らずNCDCが何かご支援できそうなお困りごとがありましたら、下記のお問い合わせフォームからご相談ください。
リモートワーク導入支援のご相談・お問い合わせ
お打ち合わせはオンラインで行いますので、対面での会議が制限されている方や在宅勤務をされている方も、お気軽にご相談ください。
インターネットに繋がる環境とブラウザさえあれば、 事前に特別な準備は必要ありません。
この機会に、少しでも普段お世話になっている皆さまのお役に立てればと考えております。
「Amazon WorkSpaces」の導入に限らず、デジタル技術をうまく活用してリモートワーク(テレワーク・在宅勤務)のお困りごとを解決できないかというご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。