目次
2026年5月27日〜29日の3日間、インテックス大阪にて「第2回 鉄道技術展・大阪2026」が開催されました。
鉄道技術展・大阪は、鉄道・交通システムやインフラ技術、車両、旅客サービスなど、あらゆる鉄道分野の最新技術が横断的に集まる関西最大級の専門展示会です。
2025年12月に幕張で開催された展示会の際は、NCDCがサポートする複数のプロジェクトが展示されている様子を見学させていただきましたが、約半年後の今回はJR東日本さまのブースにて「クリエイティブパートナー」として説明役を担う、さらに踏み込んだ形での参画となりました。
JR東日本ブースでNCDCが担った役割
今回、NCDCスタッフがJR東日本ブースで説明役をつとめたのは、JR東日本さまが始動した現場発技術開発ブランド「GENICHI(ゲンイチ)」の展示をサポートするためです。
NCDCは「GENICHI」の立ち上げにおいて、ブランド開発(ロゴやブランドアイデンティティなどのブランディング)と、社外向けに製品情報を発信するWebサイトのCMS(コンテンツマネジメントシステム)の構築などを担当させていただきました。

そのため、今回はブランドの背景を詳しくお伝えする「説明要員」として、JR東日本のみなさまと一緒にブースで来場者をお迎えしました。
現場発の革新を世界へ。新ブランド「GENICHI」とは?
ブースでも多くの注目を集めていた「GENICHI」について、改めてご紹介します。
JR東日本さまには、現場の課題を技術で解決する文化を支える制度として、現場社員のアイデアを起点に一定の予算内で自由に開発を行える「現場第一線における技術開発」という制度があるそうです。
GENICHIは、長い歴史を持つ「現場第一線における技術開発」から生まれた成果のうち、社外へ販売が可能な製品の情報を発信・展開していくための新ブランドです。
ブランドの根底には、以下のような想いが込められています。
革新的な技術とアイデアで鉄道業界の常識を覆し
新たな価値を創造し続けることを約束します。
私たちは、現場の発想で社会全体にイノベーションをもたらすために存在します。
現場発の革新で、世界をリードするブランドであり続けるため
新しい技術やアイデアがもたらす価値を提供し続けます。
Brand Concept(Genichi Webサイトより)
NCDCは「GENICHI」ブランドの立ち上げにおいて、「現場第一線における技術開発」関係者へのインタビューやアンケートによる意識調査を起点に、ブランドの定義からメッセージ策定、デザインガイドラインの整備まで一貫して支援しました。
未来を切り開く、ロゴデザインに込められた意味
NCDCのデザイナーがデザインした「GENICHI」のロゴマークは、「工具(スパナ)の力強さ」と「星が導く未来への道」を融合した表現になっており、技術開発が目指す高みと未来への道しるべを象徴しています。

「ゲンバ発」 のさまざまな開発品
鉄道技術展・大阪でもさまざまな開発品が紹介されていたため、来場された方はご覧になったと思いますが、具体的に「現場発の開発品」にはどのようなものがあるのか2件ピックアップしてご紹介します。
- ファーストリペア®(新潟土木設備技術センターの開発品):雨天で表面が濡れている箇所や、低温下でも強力に接着できる補修用テープ。駅ホームの点字ブロックなどの応急処置が簡単に施工可能になる。
- 剥落マモリータ®(高崎土木技術センター(当時)の開発品):コンクリート構造物の剥落事故を防ぐための、耐久性に優れたスプレー型の簡易応急補修材。スプレー缶のため持ち運びが容易で、鉄道・建設・道路管理などで幅広く活用されている。
このように、設備や作業の第一線にいるJR東日本の社員の方々が日々の仕事で直面した「現場発」の課題や困りごとを自ら解決するために発想し、技術開発に取り組んだ成果が「現場発の開発品」です。
「GENICHI」ブランドのさまざまな開発品は公式サイトを通じて情報発信されています。
購入を希望される方は、開発品紹介ページから販売会社へお問い合わせいただけますので、JR東日本の「ゲンバ発」 開発品に関心をお持ちの方はぜひGENICHI」Webサイトをご覧ください。

展示会で実感した「GENICHI」への高い関心
私たちNCDCのメンバーはJR東日本ブースの一角にあるGENICHIのコーナーに参加させていただき、とても多くの方が来訪されたのを見て注目度の高さを実感しました。GENICHIのPR用に用意していたステッカー約3,000枚を3日間ですべて配布し終えたそうです。
展示されていた「現場発の開発品」を実際に手に取りながら熱心に話を聞いてくださる方も多く、「現場のアイデアが製品になる」というコンセプト自体に強い関心を持っていただけたと感じています。
ブランドの立ち上げから参画させていただいた一員として、来場者の反応を直接感じられたことは大きな手応えでした。GENICHIはこれからも開発品を拡充していくと伺っているので、引き続き、クリエイティブパートナーとして、その成長を支えていきたいと思います。
「車両データ分析アプリ」も展示
JR東日本さまのブースでは、NCDCが開発をサポートさせていただいた「車両データ分析アプリ」も東京展に続き展示されていました。
「車両データ分析アプリ」は、車両から日々収集される膨大なデータから最新の状態をスピーディーに可視化し、現場の車両検修社員のメンテナンス業務を支援するシステムです。
詳しくは過去記事「鉄道技術展2025においてNCDCが支援するプロジェクトが展示されました」をご覧ください。
DX・ブランディングのご相談はNCDCへ
NCDCは業界を問わず、デジタル活用の先進的な取り組みをされている企業をサポートしています。
一般的なシステム開発のプロジェクトにとどまらず、「企画・コンセプト設計・ブランディング」から「UX/UIデザイン」「最先端技術(AI/IoT/クラウド)の実装・運用」まで一気通貫でサポートできるのがNCDCの最大の特長です。デジタル領域の新規サービス開発からブランディングまで、一貫して任せられるパートナーをお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
















