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2016/01/02 Enterprise BaaS製品“AppPot”, MBaaS, MEAP, スマートデバイス x 企業システム

mBaaSを使ったサーバー開発なしのアプリ開発

明けましておめでとうございます。
AppPotのプロダクトマネージャをやっている十川です。今回はmBaaSを企業で使う場合について書きます。mBaaS(Mobile Backend as a Service)はモバイルアプリの開発・運用に必要なサーバーサイドの機能をクラウドのサービスとして利用することを指します。

mBaaSは一般的に下記に代表されるサーバー側の機能を持っています。

  • ユーザー管理、認証
  • Push通知、メール送信
  • API化されたデータベース

コンシューマ向けアプリではサーバー側は開発せず、mBaaSの機能を利用して、アプリのUXに資源を集中し、素早く低コストに開発するという手法も一般的になっています。

企業向けアプリ開発でのmBaaSのメリット

それでは、企業向けのアプリの場合はどうでしょうか?mBaaSを使って開発するメリットは3つあると考えています。

1.開発スピード
2.小さな開発体制
3.セキュリティや他システムとの接続をプラットフォームで担保できる

1.開発スピード

まずはmBaaSの代表的なメリットである開発スピードです。
通常、モバイルアプリ開発はサーバー側のAPIと、APIを使用するアプリ側の開発を協調してすすめる必要があります。
APIを開発していなければ、そのAPIを使用するアプリの機能を完成させることはできません。

mBaaSを使用する場合、サーバー側の開発が不要のため、すぐにアプリの開発を始めることができます。

AppPotを使用した場合の、工数の計測結果
AppPotを使用した場合の、工数の計測結果

特に企業がアプリを開発して新しいサービスを提供する際には、特に、この「開発スピード」が別の側面から大きなメリットになります。それは、「リリース後の改修時の開発スピード」です。仕様変更や機能改修は企業におけるシステム開発の常に起きうる課題でした。
その課題を解決するために開発プロセスの改善や要件定義手法の様々な工夫がされてきました。そういった「やり方」の工夫・改善だけでなく、mBaaSの開発スピードが非常に有効です。リリース直前に仕様変更が起きた場合や、リリース後の改善のための機能改修が必要になった際、サーバ側の改修が必要なく、アプリの改修だけ行うだけで良いので、従来と比較して影響範囲が非常に少なく済みます。つまり、改修のスピードとコストが大きく改善されるのです。仕様変更や機能改修を過度に恐れる必要がないのです。

2.小さな開発体制(内製化も)

mBaaSを使用する場合、サーバー側のプログラマやインフラエンジニアをアサインする必要がありません。

そのため、開発チームを業務要件を定義する人、アプリ開発ができるエンジニア、デザイナーという比較的小さな体制で組むことができます。開発チームを小さくできることで、管理のための工数や、コミュニケーションコストも下がります。

また、アプリを作りたい企業が、開発会社に委託するのではなく、アプリの画面開発が得意なエンジニアと契約したり、派遣してもらって自社主導で開発を内製化することもできるかも知れません。

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3.セキュリティや他システムとの接続をプラットフォームで担保できる

カタログを見せるアプリ、メールやスケジュールを参照する機能から、より業務で使おうと思うと、これまで社内で扱っていたデータにアクセスする必要があります。

社内のデータにどのようにアクセスするのか、またそれをどう守るのかというのは、企業がモバイルアプリを開発するときに大きなテーマになります。

プラットフォームを使うことで、ユーザー管理や認証や、他システムへの接続性はプラットフォームに任せ、個々のプロジェクトではアプリの開発に集中することができます。

AppPotアーキテクチャ
AppPotを場合のアーキテクチャ

ActiveDirectory、LDAPによる認証機能を追加

企業向けmBaaSのAppPotについて

AppPotはmBaaSに分類されるソフトウェア製品ですが、コンシューマ向けと違い、企業向けとして以下の特徴を持っています。
・オンプレミスでも、クラウドでも運用可能
・Active DirectoryやLDAPなどとの認証の連携が可能
・社内の他のデータベースやWebサービスとの連携が可能
・他のmBaaSではよく使用されているNoSQL系のDBではなく、RDBMSを採用しており、業務系の処理に向いている

AppPotの詳細はこちらからどうぞ。
http://apppot.jp/

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