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2014/06/22 Enterprise BaaS製品“AppPot”, スマートデバイス x 企業システム, スマートワーク

エンタープライズBaaSが必要になる企業の特徴は何か?

前回、新規サービスとBaaSの関係を書きました。今回のコラムはどんな企業がエンタープライズなBaaSを採用すると効果的かについて解説します。

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企業向けのモバイルソリューションにMEAP(Mobile Enterprise Application Platform)と呼ばれているカテゴリがあります。代表的な製品としてIBM社のWorklightSAP社のMobile Platformなどがあります。MEAPの採用が適した条件として「Rules of Three」と呼ばれている概念があります。これは以下の三つの条件のことを指します。
・三つ以上のアプリ
・三つ以上の対象となるモバイルOS
・三つ以上の連携が必要なバックエンドのシステム(データソース)

同様にエンタープライズBaaSにも適した採用条件があると考えています。
一つには新規サービスなどのために迅速にシステムを立ち上げる必要がある場合です。これは前回のコラムでお話しました。
しかし、この条件だけであれば優秀なエンジニアがいる会社であれば、BaaSがなくても短期間でアプリを構築することが可能だと思います。

迅速性以外に考えられるのはMEAPの採用条件に近いものだと考えられます。

・二つ以上のアプリ
・二つ以上のモバイルOS
・二つ以上の連携が必要なバックエンドのシステム

のいずれか一つ以上が合致する場合が有効であるとNCDCの経験から感じています。
AppPotのようなエンタープライズBaaSソリューションに投資をするコストを回収するためには上記三条件のいずれかがないと投資対効果がプラスにならないと思います。
現時点で日本の様々なお客様と話していると、
「今後もアプリをいくつか開発していく予定」というお客様が多いと感じています。そういった計画をしている企業は早期にエンタープライズBaaSを検討した方が良いでしょう。認証やデータ同期、暗号化など、アプリ開発に必要な共通的な機能をソリューションとして提供している時点で、複数のアプリから共通利用するほうが一つのアプリあたりのコストメリットが大きくなるからです。

私はSOA(サービス指向アーキテクチャ)の導入支援のコンサルティングを数多く行ってきました。SOA採用の条件も近いものがあります。一つのシステムを作るだけであれば、SOAの考え方を採用してシステムを作るメリットはほとんどありません。今後、いくつものシステムを作ったり、リプレースしていく時のために採用していくことが重要なポイントでした。エンタープライズBaaSも同様に、今後のアプリ戦略を考えながら採用を検討すると大変有益なソリューションとなるのです。

早津俊秀

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