京アジャ アジャイル1日体験ワークショップに参加してきました

2014.08.11

こんにちは。NCDCの北村(@chipstar_light)です。
8/9(土)に京アジャ主催のアジャイル1日体験ワークショップに参加してきたのでその報告をしたいと思います。

 

イベント紹介

 

京アジャとは

京都アジャイル勉強会の略称で、京都で活動するアジャイルコミュニティです。
京都にアジャイルを根付かせ、IT開発をもっと楽しくできることを目標に、勉強会を行なっておられます。
 

アジャイル1日体験ワークショップとは

makedoという工作ツールを使ったモノづくりを通じ て、一日かけてアジャイル開発のプロセスを体験するイベント
http://connpass.com/event/7562/
私は、京アジャの前身となったアジャイルサムライ京都道場に参加しており、その時の縁でイベントのサポーターとしてお手伝いさせて頂いきました。
今回は、私はサポーターとして事前のスパイクへの参加と、本番のワークショップに参加しました。
 

イベント内容

宇宙資源基地作成という一貫したテーマを元に次のワークショップが行われました。
 

エレベーターピッチ作成のワークショップ

宇宙基地開発の予算取りのため、予算権限を持つ国の大臣にプロジェクトをPRするというシチュエーションでエレベーターピッチを作成しました。
エレベーターピッチ
 

ユーザーストーリー作成のワークショップ

宇宙基地開発に必要なユーザーストーリーを記述しました。
4つのストーリーはあらかじめ用意されている状態で、5つ目のストーリーを考えるという内容でした。
ユーザーストーリー
 

スプリント運営のワークショップ

makeDoを使って実際に宇宙基地を作成しました。
計画-デイリースクラム-振り返りというスプリントのイベントを実際に運営しました。
makedo

気づき

 

エレベーターピッチの背景を捉える

製品のコンセプトを顧客やオーナーに伝える時に、エレベーターピッチをそのまま読み上げてもあまり響かず、自分の言葉で表現できるくらいでないとダメだよね、という話がありました。エレベーターピッチをまとめておく事によって、製品やプロジェクトの目的やコンセプトを後から振り返る事ができます。しかし、エレベーターピッチの作成に関わっていない人がその短いその文章だけを見て、そのプロダクト作成の意図を全て掴む事は難しいと思います。もちろん、「我々は何故ここにいるのか」など他のインセプションデッキと合わせて読む事である程度の理解を深める事はできますが、やはりエレベータピッチの作成に携わっているか、その作成の背景を十分に共有されている必要があると思います。そういう意味では、後からチームに参加する人に「インセプションデッキを見といて!」だけでは不十分であり、デッキを使って背景まで含めた説明・共有ができていなければ、自己組織化は難しいと感じました。
 

ユーザーストーリーのNegotiableの重要性

良いユーザーストーリーには”INVEST”の特徴があるといいます。

  • I – Independent : 独立して優先順位がつけられる
  • N – Negotiable : 何をつくるかの案が調整可能である
  • V – Valuable : ビジネス価値のある
  • E – Estimable : 見積り可能である
  • S – Small : チームで扱いやすい手頃なサイズである
  • T – Testable : テストできる

しかし、Negotiableについては実際にプロダクトオーナーとの交渉を経験していないと重視する事が難しいと思います。私のワークショップのチームでは、価値を明確にし、具体的な機能性や実現方法にフォーカスしないようにユーザーストーリーを考える事でNegotiableを担保するストーリー作りを意識して行いました。さらに、このストーリーについて、実際にプロダクトオーナーと交渉が行えた事も良い経験だったと思います。また、Negotiableを意識する事で、必然的に受け入れ基準もシステム的・機能的なものではなく、価値を満たしているかを検証しやすい項目が洗い出せるようになるのではないかと感じました。
 

自然発生する役割分担の尊重

私が所属したチームは、自発的に作業を取りにいったり、アイデアを提案してくれるメンバーばかりでした。このような恵まれたチームの中で、うまく協調してチームの作業を行うためには、無理にリーダーシップをとって、作業分担をするよりも、メンバーの中から自然発生的にうまれる役割分担を尊重する事がうまく行く秘訣だなという事を体感する事ができました。もちろん、全体の協調性をコントロールする役割は必要だと思いますが、その役割すらも自然発生的にうまれ、チーム内の役割は固定されず、ケースバイケースで最適化されます。このような状態が、自己組織化として目指すべき状態なんだと言う事がよく分かりました。
 

参加しての感想

私は事前のスパイクから参加しており、いくつか大きな課題を抱えている状況を知っていたため、当日はどうなるかなと思っていましたが、蓋を明けてみると、とても完成度の高いイベントとなっていました。これは事前準備を行っていた事もありますが、昨年春に行った同イベントの経験とフィードバックがうまく活かされている事と、これまでの京アジャを通して、主催者である大友さん前川さんのワークショップ運営の経験値がとても高くなっているからなのだろうなと思います。イベントの最後では、頭の使い過ぎでヘトヘトでしたが、とても有意義な時間を過ごせました。大友さん、前川さんありがとうございました。

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