MEAPとMBaaSの違い(1) – MEAPとは

2014.07.07

こんにちは。NCDCの北村(@chipstar_light)です。
少し前に、MEAPとMBaaSの製品比較の記事を書きました。しかし、MEAPとMBaaS自体の認知度がまだまだ低い事と、両者は何が違うのか分かりにくい事があるため、今回から3回の連載で、両製品の特徴と、モバイルアプリ開発のコスト削減のソリューションとして両製品がどのように棲み分けされるのかをまとめたいと思います。そして、ここで得た情報を通して、NCDCの製品であるエンタープライズ向けMBaaS “AppPot” に興味を持って頂ければ幸いです。
それでは、第1回の今回は、MEAPについて説明したいと思います。
 

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MEAPとは

MEAPはMobile Enterprise Application Platformの略になります。
企業におけるスマートデバイス(スマートフォンやタブレット)に対応した業務システムを開発する際に、低コストで効率的に開発・運用する事を目的としたフレームワーク製品の総称です。
最近ではエンタープライズに限らないプラットフォームとして、MADP(Mobile Application Development Platform)と呼ばれる事もあります。
 

MEAPの定義

ガートナーは、MEAP製品を名乗る定義として次のような指針を示しています。

  • 3つ以上のモバイルアプリケーション(コード資産)の基盤となっている
  • 3つ以上のモバイル用OSをサポートしている
  • 3つ以上のバックエンドのデータソース(他システム)と連携している

各ベンダー製品によって、その機能は異なりますが、上記の定義に沿っている製品がほとんどとなります。
 

マルチデバイスへの対応

スマートデバイスは、iOS、Android、Windows Phoneなど、複数のOSが存在し、デファクトスタンダードはありません。また、昨今ではBYODのような、私有端末の業務利用も検討されるため、企業システムといえども、利用するOSを絞る事が難しくなっています。このような状況の中、OSの種類だけでなく様々なスクリーンサイズへの対応や、OSの日々バージョンアップへの追随なども含め、そのすべてに対応したアプリケーションを開発しようとすると、開発にも運用にも莫大なコストがかかってしまいます。そこで、このようなマルチデバイスに向けたアプリケーションの開発や、作成したアプリケーションの配布、更新、管理のコストを削減する手段として、MEAPが求められる傾向があります。
 

既存システムとの連携

企業向けのシステムでは、アプリケーション単体でシステムが完結する事は少なく、受注情報や在庫情報、社員情報など、別のシステムが持つ情報をアプリケーションに繋ぎ込む事が必須になります。エンタープライズ向けをうたうMEAPでは、この既存システムとの繋ぎ込みのコストを押さえるため、システム間連携用のコネクタが求められます。多種多様な企業内システムへのコネクタには、SOAPやREST、MQ、JDBCなど様々なプロトコルが必要とされ、また、SAPやOracle、Salesforce.comと言った、大手のERPパッケージやSaaSとの専用コネクタが求められる場合も少なくありません。
 

MEAPのメリット

このような要求に応えるためのMEAP製品のメリットをまとめると、一般的には次のような項目が挙げられます。

  • マルチデバイスへの対応コストの削減
  • アプリの配布や更新に対する運用コストの削減
  • バックエンドのシステムを繋ぎ込むコストの削減
  • 企業向けのモバイルシステムに必須となる機能の提供による開発コストの削減

 

MEAPの機能

具体的にMEAPに求められる機能は、次のようなものです。

  • マルチデバイス、マルチスクリーンを一度に開発できるSDKやIDE(ワンソースでマルチでバイス向けアプリ開発)
  • 基幹システムや業務パッケージと連携するための多様なコネクタ
  • 企業システムのデータを守るアクセス制御機能や、暗号化機能
  • プッシュ通信や、クライアントデータキャッシュなどのプリの共通機能
  • 開発したアプリを配布・更新・管理するための管理機能

 

 

MEAPの主要製品

最後に、MEAPの主要な製品を紹介します。

 
以上が、MEAPについての説明となります。
次回は、MBaaSについての説明を行いたいと思います。

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