UXと画面表示(UI)における書体の関係 1

2014.06.17

UIデザインに限らず、ビジュアルデザインにおいて、「文字」は基本となる要素の一つです。
今回は文字のデザイン、「書体」について注目してみます。コンピュータで文字を扱う際には、インストールされている書体(フォント)から選ぶことになります。Webやアプリなどのデザインでは、様々な端末(デバイス)で表示されることになるため、あらかじめOSに入っている書体(システムフォント)から選ぶという制約がでてきます。その中でも欧文よりも書体数が少ない日本語書体の場合は特に制約が多いと言えるでしょう。
そのような状況の中、昨年アップデートされたWindows 8.1とMac OS X Mavericks (10.9)では、「游ゴシック」と「游明朝」という高品質な日本語書体がシステムフォントの一つとしてプリインストールされるようになりました。
これまで、Windowsでのシステムフォントは、Windows 3.1で初めて搭載された「MSゴシック」と「MS明朝」が一般的で、Windows Vistaからは「メイリオ」というゴシック体も使用できるようになりました。またMacでは、Mac OS Xで搭載されるようになった「ヒラギノ角ゴ」「ヒラギノ明朝」が一般的でした。つまり、WindowsとMacではWebサイトやアプリで同じ日本語書体で表示させることは、難しかったといえます。
しかし、昨年のアップデートでWindowsとMacに同じ書体(ファイルとして厳密に同じではないのですが)が搭載され使用できることになったのは、見た目のデザインを揃えられるという点では意味のあるもと思われます。
近年、UXの観点でデザインの重要性が高まっています。文字のデザイン(書体デザイン)とは、ユーザにどのようなトーンで語りかけるのかという「声」を決める要素に例えることが出来ます。UIなどでどのような書体を使うかということも、ユーザが受ける印象(体験)に影響しますので、注意深く検討する必要があります。
※参考資料
游書体について(字游工房)
游ゴシック http://www.jiyu-kobo.co.jp/ytl/ygf.html
游明朝 http://www.jiyu-kobo.co.jp/ytl/ymf.html
Windows 8.1のアップデート
http://ascii.jp/elem/000/000/837/837436/index-3.html
Mac OS X Mavericksに組み込まれているフォント
http://support.apple.com/kb/HT5944?viewlocale=ja_JP
清水良介

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