株式会社WEBマーケティング総合研究所様

世界最高の使用性を目指して、
業界トップシェアのクラウドサービスを大規模にリニューアル


──プロジェクト概要を教えて下さい。

吉本氏 ── 当社の運営するクラウド型CMSサービスの完全リニューアルを行うプロジェクトです。中小企業を中心に約8000社のお客様のホームページが当社の「ブログdeホームページ」というクラウドサービスで動いています。業界ではトップシェアだと思います。このサービスを一新するプロジェクトでした。

スマートフォン向けのサイトを自動生成、PC向けサイトと重複して更新する手間を省きます

──現状の「ブログdeホームページ」の課題や新システムで実現したいことはどんなことでしたか?

吉本氏 ── 「ブログdeホームページ」は2005年にサービスを開始しました。当時はブログ形式でかつ、クラウドで提供するホームページ作成サービスは存在しませんでした。当時はホームページ作成会社に作成してもらうのが一般的でしたが、「ブログdeホームページ」は中小企業の経営者が自分で作成できてしまう。かつ価格が非常に安いということで画期的なサービスだったと思います。 しかし、時代とともに、新しい機能やデザインテンプレートの拡充、より直感で使いやすい作成ツールの要望、スマートフォン対応などがでるようになってきました。これらの新要件に対して機能追加を重ねてきましたが、システム・アーキテクチャも古く、できることに限界もあるので、思い切って一からシステムを作り直すことにしました。

──どのような体制でプロジェクトを進めましたか?その中でのNCDCはどのような役割でしたか

吉本氏 ── NCDCさんにはプロジェクトの途中から参加頂いたのですが、既に開発ベンダー様と一緒に開発はスタートしていました。その中でNCDCさんには、既存サービスや競合サービスの比較検討やUX(ユーザーエクスペリエンス)の分析をしてもらい、その分析結果から新しいサービスコンセプトを提案頂きました。システム開発の面では全体のプロジェクトマネージャーとしてシステム開発全般に渡って、中立的な立場で仕切っていただきました。 各ベンダーはプロ集団なので、個別解としてはすばらしいが、それを合わせることが結構難しい。その部分を私と意識を合わせてくれて、開発全体を私と一緒にマネジメントして頂きました。

──現時点でどんな成果が得られていますか?

吉本氏 ── 昨年の12月に無事にリニューアルが完了してお客様へのサービスも提供開始することができました。NCDCさんに入って頂く前は、サービスの開発スケジュールが遅れてしまっていたのですが、お陰さまで挽回出来たと思っています。リニューアル後はお客様からも使いやすくなったと評判のサービスになっています。

リニューアル前[左]とリニューアル後[右]の管理画面


リニューアル後に作成されたウェブサイトの例(リニューアル前[左]とリニューアル後[右])
──どのようなサービスにリニューアルされたのですか?

吉本氏 ── 新しいサービスにはいくつかのコンセプトがありそれをサービスに反映しています。 一点目は、コンテンツの更新が楽にできることです。CMSサービスには色々なサービスがありますが、その中でもリニューアルされた「あきばれホームページ」サービスでは更新が劇的に楽にできます。また、キャプションや見出しの組み合わせも、中小企業さんが使いやすいように設計して、パーツを組合せるだけで簡単にできるように工夫しています。 二点目は、当社がこれまで実践して来ているWEBマーケティングのノウハウをサービスに組み込んでいる点です。多くのホームページ制作会社は営業マンが営業しているのですが、当社は完全にWEBのみで営業しているのです。そのノウハウをサービスにも反映させています。 三点目はデザインです。流行のデザインを取り込む事はUX(ユーザーエクスペリエンス)を実現することにもつながり重要だと思っていました。

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──なぜNCDCを選定しましたか?他の会社との違いなど教えてください。

吉本氏 ── 知り合いの方から、NCDCさんの評判を聞き紹介を頂きました。UI/UXデザインと企業システムのプロフェッショナルとして多くの企業での実績があると聞いていたので、途中からの参加にはなりましたが当社の開発の課題を解決できるのではないかと期待があり、声を掛けさせて頂きました。

──NCDCを選定して正解でしたか?その理由を教えて下さい。

吉本氏 ── 非常に満足しています。NCDCさんがプロジェクトに参加される前は開発ベンダーさんのそれぞれの提案内容が個別最適になりがちでした。NCDCさんにはユーザー視点に立って頂き、UXデザインの観点で価値を生むようにサービスのデザインをして頂きました。システム開発においてはリニューアルプロジェクトを一段高い視座から見てくれており、自発的に調整や改善策の提言をして頂けたのではないかと思っています。開発ベンダーさん寄りでもオーナーである当社寄りでもなく、中立の立場で引っ張って頂き感謝しています。今回のプロジェクトを担当して頂いた(NCDCの)金さんは色んな意味で、バランス感覚が自分と近かったと思っています。ですので、頂いた提言やアドバイスに関してまとまった時間を取って議論する必要も無く、非常にありがたかったです。

──プロジェクトを進めていく上で、苦労した点と、それを乗り越えた話など教えてください。

吉本氏 ── 開発の当初計画では、多くのベンチャー企業が実践し成功している新しいイノベーション手法であるリーンスタートアップという方法論を開発に適用しようとしていました。ところが開発が始まると、既に8000社の顧客が使っている大規模システムの改革をするのがリーンスタートアップの手法そのままでは難しいことが徐々に判明してきました。これだけの大規模開発になると、開発会社さんのノウハウをそのまま当てはめてプロジェクトを進めていくことができなかったわけです。その点が一番苦労した点です。 そんなタイミングでNCDCさんにプロジェクトに参画して頂いて、既存顧客の使っている現行システムと、新しいコンセプトでの開発を上手く取り持ってもらえたと思っています。 開発プロセスに関しても、アジャイル型の開発に行き過ぎていたので、個別個別の開発ではアジャイルで動きながら、全体の開発プロジェクトはNCDCさんに従来型の管理手法も取り込んだ開発手法で管理して頂きました。

──NCDCの進め方はいかがでしたか?

吉本氏 ── 元々はUI/UX改善の専門家として入ってもらっていたのですが、結果的にプロジェクトのマネジメントもして頂く事になりました。大規模システム開発だったのですが、アジャイルとウォーターフォールの良いとこを組み合わせて上手くやってくれたと思っています。非常に費用対効果が高かったと考えています。

──貴社のサービスの今後の拡張予定や今後の展開などがあれば教えて下さい。

吉本氏 ── NCDCさんに手伝ってもらって、「あきばれホームページ」では中小企業さんに向けの良いサービスができたと思っています。中小企業さんがビジネスをしていくには、会社の事や提供しているサービスの事を顧客に知ってもらう必要があります。その重要な部分を担っているのが当社のサービスです。 しかし、未だにホームページの可能性を知らない中小企業様も多い。そういった企業様にも当社や「あきばれホームページ」の事を知って頂きたいと思っています。大企業を支援するITベンダーは多いけど、自分たちは「あきばれホームページ」を通じてもっともっと中小企業様を支援していきたいと考えています。結果として日本のGDPが上がっていくことに繋がれば嬉しいですね。

──今後、NCDCに期待することを教えて下さい。

吉本氏 ── NCDCさんは常駐はされないとお聞きしていますが、本当は当社に常駐して頂き、他のプロジェクトに関しても推進していくお手伝いをして頂きたいと思っています。私の隣に席を設けたいですね(笑)

吉本俊宏氏

株式会社WEBマーケティング総合研究所
代表取締役